発表当時からずっと楽しみにしていた「ペルソナ3リロード」クリアしました!!
2周目まで遊んだので自分用の備忘録として感想を書いていこうと思います。
steam版での感想です。特にキタローと真田先輩とゆかりが好きな人が書いてます。
キタローの名前は映画版の名前で「結城理」にしてます。
この記事には当たり前ですがネタバレを多く含んでいるので未クリアの人はご注意ください。(※本編・コミュ・恋愛関係になれる女性キャラのコミュMAX画像・修羅場イベ・リンクエピソード・エリザベス戦など)
◇目次
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前置き
派生作品を除くとP4G→P3P(男主)→P5→P5R→P3P(女主)の順番でプレイ済。
どのシリーズもそれぞれにテーマがあって考えさせられる作品で大好きですけど、私は特にP3の「死」をテーマにしているのが好きで生きる意味や命とは何なのかと現代を生きる私たちにとって必ず直面する悩みについて私たちに一つの答えをくれる作品だと思います。
本当におすすめしたいゲームなのですが、やはりP4、P5に比べてダークなストーリーで万人受けしないのと不親切なゲームシステムが難点でした。多少遊びやすくなっているP3Pも女性主人公編を追加されているがアニメ全カットのADV形式化・後日譚なしでP4G・P5Rのような完全版にはなってなかったのがネックだでした。
そこにやっとフルリメイクのリロードが発表されて嬉しかった。ハム子編は無しなのは少し残念だったけど、あくまで彼女はifの存在でペルソナ3の正史主人公はキタローなわけで(P4Uとか見てもキタロー前提だし)ハム子まで入れてたら差分でコスト的に一生リメイクなんて出来なかっただろうから、批判覚悟でハム子なしでもリメイクに踏み切ってくれたアトラスには感謝しかないです。しかもファンの想像以上の出来で仕上げてくれてありがとう。
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グラフィック
遊んでいて一番に思ったのは物語の没入感が凄いこと。
P3Pもサクサク遊べる点はいいけど、等身大でキャラクターが動いているほうが感情移入しやすいと実感。P3Fを遊んでいる人なら違うかもしれないが、P3Pしかしてないので人形劇があるだけで同じストーリーのはずなのに臨場感が違います。簡素なマップでしか知らなかった月光館学園がこんなに広くて生徒が校内に沢山いたんだなとか新たな気づきになりましね。
一枚絵も美麗で最高
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戦闘システム
P5のダイレクトコマンドを採用していて遊びやすくなってました。ただ怠いだけのタルタロスも階層ごとに光景が変わったり、「ダッシュ機能」、仲間のレベル上げをしてくれる「大時計」の追加。「モナドの扉・モナド通路」。P5でいうバトンタッチの「シフト機能」。なによりHP・SPも消費しない強力技「テウルギア」の追加で敵を倒しやすくなってるので全然苦痛じゃないですね。
私はP5のパレスも固定ダンジョンも好きですけど、脳死で出来ないので2周目したくなる原因になってタルタロスのランダムダンジョンの方が好きっていうのもあるもしれないですけど。
仲間もP3Pは天田君やコロマルは正直使いづらくてほぼ使ってなかったんですが、今作はみんな強くて使いやすかったです。特にゆかり、真田先輩は特性のおかげでテウルギアゲージが貯まりやすくて強い気がしました。
テウルギアどのキャラも全部カッコいいです。
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コミュ
P3Pキタロー編は9年くらい前に遊んだのでキタロー限定のコミュはほぼ忘れていたから新鮮に楽しめるだろうけど、直近でストーリーの復習を兼ねてハム子編をプレイしていたので男女共通のコミュに関しては心配してましたが、サブキャラにも声が付きフルボイスになっていたので普通に楽しかったです。
何度も見た内容でも語調でより話が伝わりやすくなっているし、ペルソナで一番好きな神木コミュのラストや神木母のシーンも演出が良くなっており余韻が凄かったです。
女子キャラ全員可愛くなってたけど、特にゆかりは声が柔らかくなっていたのとキタローを気遣う言動が追加されていてP3だと一番好きな女性キャラになりました。可愛い。
あとアイギスが正式に恋人にすることができるのに驚いた。アイギスよかったね。
風花と結子と千尋は一周目は友達√だったが、千尋に関しては友達√のほうが好きだったかな。恋人√だとキタローと美鶴先輩が部屋で二人っきりになるのが嫌で生徒会室から飛び出していたが、友達√だと恋愛感情ではなく、キタローに頼らず自立したいから先生に集金袋の件を問い詰めに行っていて成長を感じられたので…
六股してゴメン。
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リンクエピソード
キタローではなかった男性メンバー+綾時とのコミュがリンクエピソードとして追加されたのは嬉しかったですね。ハム子のコミュも恋愛要素があって良かったけど、時限性で解放される分、本編に関連したエピソードで彼らの本編で語られなかった心情や過去を知ることが出来てより深みが増していたと思います。
真田先輩好きとしては嬉しかった。
どのエピソードも好きだけど一番好きなのは真田先輩の12月エピソードで「それかして」を選んだ場合に見れる妹が作った金メダルをキタローが首にかけてあげるの本当に好きでした。実の両親も妹も亡くし親友とも死別し、ただ強くあろうとする先輩の頑張りをキタローが認めてくれてよかったです。
三人とも少し幼くて可愛い。
荒垣先輩のリンクエピソードは期間が短いけど中学生~高1?くらいの一枚絵が2枚追加されている豪華仕様で特に力入れてましたね。
荒垣先輩といえばハム子だと生存できるので(ただし結局副作用で早死は避けれないけど)ハム子と仲良いイメージが付きがちですが、ハム子にも教えてなかった余命のことをキタローに教えたり、無口で冷静なキタローだからこそ、跳ね返りなハム子とは違う信頼をしてくれるエピソードや荒垣先輩の部屋にあった書きかけの復学届のエピソードも三年生組の補完にもなっていて本当に良かったです。
先輩に対してこの選択肢。
順平も本編でキタローに突っかかるシーンのフォローが入っていてよかったです。確かに嫌いな人もいるのもわかりますけど、この人間らしさは全シリーズの中でもトップクラスだと思うしそこが良さだと思います。順平がいなければSEESメンバー内の空気暗すぎるので必要な存在ですよね。スイカ割りイベントは数少ないP3の青春要素を補完してて楽しかったです。
天田くんのサイズ感が可愛い。コロマルは犬好きの開発スタッフが本物の犬のしぐさを参考にしているだけあって始終可愛すぎた。猫好きだけど撫でまわしたい。
あと天田とコロマルのリンクエピソード完走でもらえるアイテムがハム子と同じ「銀色の鍵」と「首輪」だったり、真田先輩のパンケーキ好きエピソード(P3Pではホットケーキだったけど)などハム子コミュのエピソードもしっかり逆輸入して補完してくれて嬉しかったです。
今までは綾時って重要人物なのにキタローよりも順平と仲良いエピソードしかなくてそこが少し違和感でしたけど体験学習、修学旅行やピアノのエピソードでの関係性の構築されていてよかったですね。ニュクス戦の後メールが来るのも嬉しかった。
綾時に貰ったオルゴールをベットにおいてあるの細かくて驚いた。
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寮内エピソード
意図せずおやじギャグを言ってしまって照れる美鶴先輩が可愛い。
せっかく他のシリーズには無い仲間たちと同じ寮に住んでいるのに殆ど絡まないのが残念でしたが、寮内エピソードが追加されていてメンバー内の関係性がマイルドになってよかったです。
もちろん、今までのギスギス感もP3らしさで好きですが、P4とP5から入ったの人からしたらきつすぎると思うので時代に合わせてくれていいと思います。とは言え、仲良すぎるのも彼ららしくないので、仲間全員で集まるのは勉強会のみで基本個人同士で過ごすのが良い塩梅でした。
キタローでも荒垣先輩と交流できるだけで嬉しい。
こんな顔されたらやめられないんですけど!
ただ仲良しエピソードだけでなく、ゲーム的にも仲間の特性が得られたり、アイテムやステータスが上がったり、うま味があるのもグッジョブだと思います。
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本編ストーリー
本編はP3Pと殆ど変わらないけどセリフがマイルドな言い方になっていたり、細かく調整されているなと実感した。声優さんの演技もリメイク前より進化していて、多数のメディアミックス展開を経て出来たイメージにあったキャラクターの話し方で感動しました。ただ、ニュクス・コア戦の順平と真田先輩のセリフは前作のほうが感情が籠っていて好きでしたね。
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ラスボス戦前まで
キタローだと抱きしめる選択肢あるの忘れてたので驚きました。
屋久島はナンパイベントも含めて楽しかったです。
覚醒イベントでの一番好き。今までの経緯を考えると二人が仲良くて微笑ましい。
地味に修学旅行のこの二人の会話が全部可愛くてお気に入り。
修学旅行の一枚絵全部好きです。
綾時が倒れた時、リメイク前は風花が駆け寄っていたのにキタローが駆け寄っていて本当に細かく修正されてますね。
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ラスボス戦
ニュクス戦はP3Pでメインパーティーだったゆかり・真田先輩・アイギスで。
ハム子だと戦う前に「おいで、(名前)…」という綾時だったが、リロードではキタローから「いくぞ、綾時」と言っていて対比になっているのかなと勝手に思ってます。
いつもは召喚器を頭に向けるシルエットなのに最後は静かな横顔だけなのがペルソナを出すわけではなくキタローの最後の力を振り絞るからなのか切ないです。
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約束の日前
明らかにキタローの顔色が悪いことやみんなと未来の約束をするのが結末を知ってるので悲しくてしんみりしていたけど、鳥海先生と舞子父で笑ってしまいました。
神木母の「人は一人では生きていけないから今いる大切な人を大事にしてね」がP3の伝えたかったことだと思います。
荒垣先輩も追加してくれてありがとう。
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エンディング
感情移入しすぎてこの時点で涙腺が…
P3PがADV形式だったから等身大のグラフィックで表現されたキタローとアイギスが本当に綺麗で最高でした。ビターエンドとよく言われるけど、彼にとっては間違いなくハッピーエンドだったと思います。自分も怖いはずなのに絆を築いた仲間や町の人たちの方を守りたい気持ちを優先できるほど充実した幸せな一年間を過ごせたからだと思うので。また、「死の疑似体験」がテーマになっているのもユーザーにも彼の一年間を通して彼の死を経て、命は限りがあるから自分自身の人生を大事にしてくださいというメッセージなのかなと思います。
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その他
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エリザベス戦
1周目で倒せなかったエリザベス戦も無事2周目でHARDでクリア。
ペルソナは以下の通りでした。
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スタメンペルソナ12体
耐性よりも見た目やストーリーに関連のあるペルソナを優先して採用してるので参考にならないです。
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開幕枠メタトロン
耐性が優秀すぎて開幕担当になってもらいました。
チャージ無しにすれば氷結も無効以上にできるので凄いですよね。
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斬撃枠タナトス
最初は闇特化にしようと思っていたんですけど、一番好きなペルソナで沢山使いたかったので使用率高い斬撃担当になりました。空間殺法がモーションとあってカッコいいのでお気に入りです。
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斬撃単体クリティカル特化型サンドリヨン
DLCペルソナは使わない予定だったんですけど、Youtubeで見たクリティカル確定サンドリヨンを見て自分も作りたくなったので採用しました。天軍の剣が引き継ぎ不可なのでスキル変化大変でした…。でもそれに見合うぐらい楽しいし強いのでお勧めです。攻略本の情報だと悪魔×永劫の組み合わせが天軍の剣の出る確率が高いので作る時参考にしてもらえたら。
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打撃枠アスラおう
覚えるスキルが打撃に関するものが多いで採用しました。
仁王立ちもいいスキルなんですけど自分で攻撃した際に反射したら怖いので物理無効いれてます。
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貫通枠シヴァ
専用スキルのプララヤが強いので採用しました。
貫通関連のスキルは自力で覚えないのでスキルカードで覚えさせるといいと思います。
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火炎・氷結枠ルシファー&電撃・疾風枠ルシフェル
基本雑魚は物理か万能で一掃できるので、4属性魔法は単体特大魔法だけにしてます。魔導の極意をスキル変化で出すのに一苦労でした。魔導の才能はルシファーの受胎アイテムで作成できる武器にあるので覚えさせてません。見た目が好きなので採用してます。
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光枠だいそうじょう&闇枠アリス
光と闇には単体特大魔法が無いので即死魔法最強を覚えるだいそうじょうとアリスを採用してます。アリス可愛い。
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万能+回復枠メサイア
P3好きとしてメサイアは外せないので採用してます。耐性も良くなっていて使いやすくなりました。勝ちオタ要員としてハルマゲドンを使用する際やSP枯渇してきた時に明けの明星ぶっぱしてもらってます。
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補助枠オルフェウス・改&アティス
オルフェウス・改は耐性も強いしエリザベス戦を見据えて上記のスキル構成にしました。マハ~カジャ系はエリザベス戦みたいな単騎ならいらないと思うんですが仲間がいる場合に使えるキャラがいない場合使うような気がしていれてます。ブラッディチャージは自分が使いたいからいれてます。アティスを採用した理由はP5Rのチャレンジバトルのキタローが使っているのと救世主と呼ばれている人物だからですね。
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仲間
インセンスカードでドーピングして荒垣先輩以外はMAXできました。金がかかりすぎるのでお勧めはできません。
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後書き
クリアすると夜が明けて主人公たちがいなくなる演出も良かったです。
少し気になる点もあったけどゲーム作品としてお手本になる完璧なリメイクでした。
欲をいえばフェスの後日譚「Episode Aigis」も欲しかったですが、後日DLC配信の発表があって嬉しいですね。ただ、賛否両論なのは知っているので自分がプレイした時にどんな感想を抱くか怖いところもあります。でもP4U・P4U2を見る限り後日譚は正史扱いですし、P3好きとしてはどんな結末でも見届けたいです。
余韻で凄くて2章までしか見てなかったP3Mも後日視聴しましたが、ゲームでの記憶とリンクしてキタローの心情が理解しやすかったし、原作とは違っていた天田と荒垣の関係性もストーリーにあっていてよかったですね。4章のニュクス戦前からエンディングかけての流れが凄かったのでクリアした人はP3Mもぜひ見てほしいです。